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2021年5月30日 ベルクバハト救助訓練

日程:2021年5月30日 8:00~11:00
場所:キゴ山周辺
参加者:ベルクバハト救助隊23名、一般会員5名、日本山岳会2名

無雪期救助訓練を実施しました。
新型コロナという事もあり、人と接する機会が多い搬送訓練やロープワーク等は取り止め、「捜索」に焦点を絞った訓練としました。

近年、普及率も高くなってきている「ココヘリ」。
捜索には大変に有効なツールと言われていますが、実際にどうなのか?どの程度の有効性があるのか?捜索する「親機」を操作して体験をしてみる事にしました。
「親機」は、石川県連では会員が1台所有しておりますが、訓練には足りない。という事で新潟県連から2台お借りして、計3台体制としました。
さらに、「ココヘリ捜索オペレーター」の訓練を受けられている日本山岳会石川支部からもご参加をいただき、貴重なアドバイスなどもいただきながら訓練をする事ができました。
大変にありがとうございました。

今回、実際に「親機」を操作してみて分った事は、
「ココヘリ」は上空(ヘリコプターやドローン)から捜索をして「絞り込み」をする事が先ず第一であって、絞り込みナシで地上から捜索をする事は難しい。
「ココヘリ」は地上でも見通しが良ければ、数百メートルの距離で「親機」で信号をキャッチする事は可能。しかし地形により見通しが悪くなると「親機」でキャッチする事は難しくなる。
「ココヘリ」を胸に密着してうつ伏せ(「ココヘリ」を身体で遮蔽した状態)になると、「親機」での信号キャッチは難しくなる。訓練では、見通しの良い状態で数十メートルでようやく「親機」が信号をキャッチ。

また「捜索」の為のツールとして、
スマホアプリ(ヤマレコの「イマココ」機能、地図のGPS座標)や、
やや特殊なツールになりますが、KHC会員が所有している「APRS(アマチュア無線を用いた位置情報発信システム)」と「inReach(イリジウム衛星網を利用した位置情報付き双方向メールしすてむ)」の紹介、
日本山岳会さんから、「山岳用小型発煙筒」の商品を紹介していただきました。

参加された皆さん、どうもありがとうございました。