◆日 時
2023 年 2 月 23 日(木曜・祝日)
8:00 集合・開始 ~ 12:30 解散
◆場 所
一里野温泉スキー場 野平駐車場 集合
捜索訓練は旧のだいら第一リフト周辺
◆参加者
ベルクバハト救助隊12名、
一般会員10名 (滑走装備13名、登山装備9名)
【訓練内容】
雪山にて複数人が遭難した想定で、雪崩ビーコンを要救助者に 見立てて捜索、掘り出しを行う。
①.滑走装備で上部から要救助者2名(雪崩ビーコン)を捜索し掘り出す。 :滑走装備での複数埋没(ビーコン)捜索の行動検証。
②.登山装備で要救助者2名(雪崩ビーコン)をゲレンデ下部から登り上げ て捜索、掘り出し。
【内容・感想】
今回の積雪期訓練は、実際に山に入って活動 する際に起こり得る事故を想定し、それぞれが 山に入る装備で捜索、救助にあたった時に早く 効率よく捜索が出来るかの検証と、捜索方法 の習得、課題の発見を目的として実施した。
事前に一里野スキー場の管理課に訓練の許可 をいただき、パトロール隊に訓練場所、内容を お伝えする。当日はスキー場のコース外に出る ため“訓練中”の看板を設置していただく。
8時に一里野温泉スキー場に集合し、のだい らロッジ横にてビーコンの機能、基本操作、捜 索方法(エアポートアプローチ)について講習を 行う。 その後、滑走装備2班、登山装備2班のグルー プに分かれ、滑走装備の2班はのだいらリフト を利用し上部へ移動。登山装備の2班は旧中の原ゲレンデ(現在は未使用)下部に移動 する。
滑走2班が二手に分かれて、代表者がビーコンを下部に2つ埋めて、他のメンバーが上 部から捜索、掘り出しを行う訓練をボトムまでに2回行う。また2回目のビーコンは埋め 戻し、下部から登山装備の班が捜索、掘り出しを行った。 滑走2班は再度リフトで登り返し、もう一度滑走装備での複数捜索、掘り出しを行う。
最後に両装備の全メンバーで集まり、今回の訓練を振り返ってディスカッションし、感想と 課題について情報交換し訓練を終了した。
![](https://iwaf.jp/wp/wp-content/uploads/2023/03/snow-season-rescue2.jpg)
【捜索する際に気付いた注意点】
・滑走装備でシグナルサーチを行う際には、横並びで縦に落としながらが良い。
・捜索時にビーコンが誤って送信モードになっている人がいた場合、捜索に大きく異常を きたす。捜索に入る前には全員のビーコンのモードを必ず確認する。
・捜索時にビーコンの捜索に時間がかかった場合、ビーコンの自動復旧機能が働き、勝 手に送信モードに切り替わる場合がある。その場合、捜索に大きく影響する。
・他…