1月26日(日)、会間交流『アイスクライミングを体験してみよう』がでんでん虫倶楽部主管により、善五郎の滝(乗鞍高原)で行われました。参加者は、でんでん虫9名、小松2名、めっこ7名、こだま1名、チャムラン1名の合計20名。前日気温が高かった為、氷の一部に亀裂が入ったり、雪が付いたりと条件は良くなかったですが、3本トップロープを張り順番にアイスクライミングを体験しました。年々参加者が増えていますが一人でも多くアイスクライミングの楽しさを知ってもらい仲間が増える事を期待します。
◆(めっこ山岳会 アイスクライミング初体験20代男性Hさんの感想)
乗鞍岳でアイスクライミングを体験してきました。1月に凍った滝を登るというのでかなり寒いのかと用心していましたが、気温も上がって雪も少なく、快適なクライミングを楽しんだ一日でした。
今回の体験会で、登攀に使うアイスアックスを初めて目にしましたが、登山用のピッケルよりかなり湾曲し、グリップもでこぼこの、まるで深海に棲むデカい甲殻類の脚のような複雑な形状をしています。「これであの脆い氷の塊を登れるのか?」と、半信半疑のまま氷の壁に軽く振り込んだ瞬間、ピックの先端が氷にすっと入り、ピタッと止まって動かない!まさかと思い、手すりのように深く掴み直して、ゆっくり乗り込んでみたけど全然動かない!何度か繰り返しているうちに、「ここは登れるか?」「ここでも効くかな?」と、氷の表面のでこぼこに片っ端からアックスを打ち込んで試していました。素手では絶対登れないだけに、アックスを駆使して脆い氷の壁をザクザク登るアイスの爽快感はロック(岩)以上。
1日だけの体験でしたが、アックスという道具のカッコよさ、道具を使いこなして登る面白さに触れることができました。